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【開催後レポート】1店舗で年商10億円!営業ゼロでも月250件の問合せが舞い込む「キタセツ流」地域密着経営の極意

2026.08.17

【開催後レポート】1店舗で年商10億円!営業ゼロでも月250件の問合せが舞い込む「キタセツ流」地域密着経営の極意

2026年7月14日、JGBA(日本優良ビルダー普及協会)は、株式会社キタセツの北川社長を講師に迎え、セミナーを開催しました。「1店舗で4期連続年商10億円」を達成し、かつ「営業活動ゼロ」で月間250件もの問合せを獲得する同社の驚異的な経営術の舞台裏が明かされました。

エリアを「車で30分以内」に絞り込むドミナント戦略

キタセツの経営における最大の武器は、徹底したドミナント戦略です。施工エリアを本社(大田区)から車で30分圏内(大田区・品川区)に限定しており、それ以外のエリアからの新規依頼は、たとえ大型案件であっても原則としてお断りするか、同業者を紹介するという徹底ぶりです。

この戦略には以下の明確なメリットがあります:

・動く広告塔: 同じ車種・同じデザインの社用車12台が狭いエリア内を頻繁に走行することで、地域住民に「リフォームといえばキタセツ」という圧倒的な安心感と認知を植え付けています。

・迅速な対応: 近距離に特化することで、24時間体制の緊急トラブルにも即座に駆けつけることができ、顧客満足度の向上に直結しています。

「売らない」ニュースレターが月250件の問合せを生む

キタセツへの問合せの約70〜75%はリピーターによるものです。, 営業マンが訪問せずとも仕事が舞い込む仕組みの核となっているのが、20年以上継続しているニュースレター誕生日カードです。

・ニュースレター: 3ヶ月に1度、1万3000世帯に配布。売り込みの内容は一切排除し、補助金情報や社員の紹介、施工事例など、顧客に役立つ情報を掲載しています。

・誕生日カード: 毎月約500通、100円程度の小物を同封し手書きで発送。開封率を高め、顧客の記憶に残り続ける工夫をしています。

北川社長は「10年のうちには必ず家に関する困りごとが起きる。その時にパッと名前が浮かぶ存在であり続けることが重要」と語ります。

最新DX活用による「完全週休2日制」と生産性向上

1店舗で10億円を回す高い生産性を支えているのが、積極的なDX(デジタルトランスフォーメーション)の活用です。

・AI見積もり: 基幹システム「リフォームバレーナ」にAIを搭載。過去の膨大なデータから、新人でも瞬時に精度の高い見積を作成可能です。これにより、成約確度の高い案件に時間を集中させる「見極め」を実現しています。

・情報の可視化: コミュニケーションツール「トークノート」を活用し、現場の写真や進捗を全スタッフ・職人で共有。情報の行き違いを防ぎ、クレーム削減に繋げています。

これらの効率化により、建設業界では珍しい「日曜・月曜の完全週休2日制」を導入しながら、成長を続けています。

「社員の幸せ」を第一に:利益の100%分配と健康経営

北川社長が最も大切にしているのは、「経営者の意識が会社を変える」という信念です。

・利益分配制度: 自己資本比率の目標を上回る利益が出た場合は、すべて社員に決算賞与として還元すると約束。これにより社員に「原価意識」が芽生え、自律的な改善が行われるようになりました。現在、4期連続で支給を実現しています。

・社長特製ランチ: 北川社長自ら、10年以上にわたり社員全員の昼食を毎日手作りしています。社員の健康を願い、コミュニケーションを活性化させるこの取り組みは、同社の強い結束力の源泉です。


【登壇者】

株式会社キタセツ 代表取締役 北川拓氏 高知県出身。
昭和63年にキッチンの取り付け業からスタートし、現在は地域密着のリフォーム専門店として1店舗で4期連続年商10億円を達成。「健康経営優良法人」にも7年連続で認定されている。


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